原作/脚本/監督 : 宮﨑駿
作画監督 : 本田雄
音楽 : 久石譲
プロデューサー : 鈴木敏夫
キャスト : 山時聡真 菅田将暉 柴咲コウ あいみょん 木村佳乃 竹下景子 風吹ジュン 阿川佐和子 大竹しのぶ ヒコロヒー 滝沢カレン カンヤダ 小林薫 國村隼 火野正平 木村拓哉
制作 : スタジオジブリ
配給 : 東宝
心配はしていませんでしたが、戦時中の辛いシーンから始まり早速不安になる。けど少しして気が付きました。
これって全部のせじゃないのか!?と。
パクさんへのリスペクトなのか、俺の方がもっと凄いの作れるんだと言いたげな火垂るの墓とかぐや姫のオマージュ
二郎さんと、宗助、アシタカを感じさせる主人公
ハウルの眼をした少し千尋の父親っぽいキムタク
ポニョの園のおばあちゃんたち
ポルコが操縦しているかのように飛ぶ青サギ
リンみたいなキリコさん
どこかの山の主の様なペリカン
ポニョみたいにパンを食べて
トトロと同じ模様のインコたちが怖くてなんか意味深だし
菜穂子さん帰ってきたかと思ったし
トトロの森の入り口があったり、ハウルみたいに火の魔法が飛び散ったり、ラピュタの様によじ登ったり..書ききれない。
キャラも背景も演出にも過去の作品のオマージュが沢山出てきて、もちろんストーリも良かったけどそれよりもジブリの世界観を堪能する作品だと感じました。
まだまだ気が付けてないシーンもメッセージも絶対沢山ある! 1シーンずつ停めてここはアレだよね!とか言いあいっこしたい!ジブリ育ちの大ファンとしてはもうたまらない新感覚です。こんな嬉しい事ないよ!
けどそれと同時に、こんなの作っちゃって本当に最後の作品になってしまうのではという終焉感やら胸騒ぎ。
これはジブリの歴史を詰め込んだ宮崎駿の集大成ではなくジブリの卒業アルバムで
「君たちはどう生きるか」という前に「私たちはこう生きました」が裏タイトルなんだろうな。
もう頭の中で主題歌はユーミンか加藤登紀子の「時には昔の話を」しかないだろって気持ちになっちゃっていたから、米津玄師だったのは残念な意外性でしたが、次の世代にバトンを託すという事なのかなと思いました。キャストもジブリ汗まみれに出演した、いまこれからの方が沢山でしたね。
青サギもうちょっと可愛らしくできなかったのかな。
誰をイメージしたんだろ?性格とか見た目的に鈴木敏夫とジョンラセターとかかな?んじゃ眞人は宮崎駿か?
絵コンテとか設定集でたら買っちゃいそう。パンフレット発売したら3回目観にいこう。
長編は難しいかもしれませんが、どうか作り続けてください。
勝手ですが宮さん鈴木さんがお元気な限り私は欲しがってしまうようです。
ジブリの時代の日本に生まれたこと、本当にうれしい。
さて、どう生きよっか。