(映画) サマーフィルムにのって

監督・脚本 : 松本 壮史

主演 : 伊藤 万理華 | 金子 大地 | 河合 優実 | 祷 キララ 

公式サイト : https://phantom-film.com/summerfilm/

配給 : ハピネットファントム・スタジオ

みんな良い子 | 気楽に見れる | 細かいことは気にしないで見よう | 令和っぽい

映画館でみるべき
 (2.5)
見やすさ・雰囲気
 (4.5)
青春・きゅん
 (3)
見た後の余韻
 (1)
押えておくべし
 (3.5)
満足度
 (2.5)
みんな良い子で応援したくなる。
 (5)
感想(ネタバレ含む)・日記

事前知識なしの状態でみてきました。

最初は「桐島、部活やめるってよ」と「映像研には手を出すな!」の美味しいところ頂きました系だと思っていたら、さらに「時をかける少女」まで詰め込んだSFありのお祭り映画でした。きっと私が知らないマニアックなネタも入っているような気がします。

どうせなら「孤独のグルメ」すら取り込んでしまえばよかったのに。嘘です。

時代劇が大好きな映画ガチ勢の主人公ハダシちゃんが所属する映画部では学校祭にむけたラブコメ映画を作成していました。

チームが一丸となって互いを高め合い疑うことなく目標に向かうキラキラな地獄のなか、なんやかんやで仲良しのビート板、ブルーハワイ、明らかに未来から来た凛太郎など仲間を集めてハダシが作りたい時代劇映画を作ることになります。

橋からとんでもない浅瀬に飛び込んだり、しれっと未来人なのを察してるビート板とか昭和のアニメのような急で強引な展開とかとかとか…..あるけど

そんな細かい事は気にしなくていい!!

この映画の楽しみ方はそーゆーことじゃありません。たぶん。

まず、登場キャラみんな良い子で愛着がわきやすいです。

個人的には照明担当のヤンキーくんが全然ヤンキーじゃなくてみんなと仲良しなところと、ブルーハワイの寛大さが好きでした。ハダシと凛太郎の追いかけっこからの衝突もなんか凄かった。

ラストはまさかのこっちも地獄ですか的なサブイボ展開でしたが、案外いまの高校生的には胸熱なのかもしれません。

どのシーンも見やすく強引だからこそテンポも良く、ネタも多くて見てて飽きのこない良く出来た映画でした。

私からしたら10代、夏、みんなで青春ってだけでちょっとくるよね。

私もあの頃に戻りたいな。

あの頃の自分もあの地獄ラブコメ団に飲み込まれるのかな。

高校2の学校祭で、クラス発表のテーマが花鈴ちゃんみたいな子が提案した「結婚式」に決まって男子全員が絶望したあの黒歴史が愛おしい。